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創作企画CSまとめ
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【ヒキ・五郎丸】現代時間軸

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「何や、来たんか。
 久しな……」

「どうも、ご無沙汰しております
 五郎丸様。」

「かたっくるし。別に普通にしてええよ」

「あ、はい。では……
 五郎君、今日暇なら遊びに行きませんか」

「……別に暇やけど、行先によるわな」

「ふふ、ですよね。
 神宮寺の分家、坂上家は
 ご存知でしょ」

「リクの所やろ」

「あれ、面識ありましたっけ?」

「イトコ……あーーほれ、藤堂と敷土のな。
 あいつらの同級やわ。ようこの辺にも
 来よるで。勉強するから部屋貸せ言うて
 勝手に上がってった事もあったわ……
 全然勉強なんかせぇへんで帰るけどな」

「はは、そうでしたか。
 リク君が剣道の練習試合がある
 らしくて。その市立体育館で
 空手や合気道も一緒に稽古
 するそうですよ。結構大掛かりな
 催しみたいです。五郎君お好きですよね?
 格闘技系全般」

「……まぁ」

「良かった、じゃ決まりです。
 一般の見学も出来るみたいですし
 早速行きましょう。」

「ヒキ、自分……
 雛の婆さんになんか吹き込まれたやろ」

「えっ、あ、、
 わかります?」

「まぁそりゃな。俺はそこそこ好きやけど
 お前は格闘技そこまで好きとちゃうよな」

「はい……特に剣道は真剣であったなら
 と想像するだけで血を連想してしまって
 ダメですね……(笑)」

「そこまで想像力豊かなんも考えもんやわ」


  

 

 

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 ヒキが五郎丸の一人暮らしの家の方へと押し掛けるお話。「遊びに行きませんか?」いつも唐突。ヒキも神宮寺の時期当主として忙しい身の上だが、城堂院家の五郎丸の目付役である老婆から、五郎丸を頼むと再三縋られており、時間をみつけては五郎丸に接触する形。
 きっかけはどうあれヒキも五郎丸とは立場が近くて、性格はだいぶ違うものの凄く仲が良い。五郎丸にとってもヒキは、年下だけれど憧れでもあって。お互いに得るものが沢山ある……プラスの関係。”同じ敵”を追う者と言う意味でも、二人は共通点がある。

    

 

 

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