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【名前】紅々彦(くくひこ)
【モデル】化け狸
【年齢】---
【身長】178㎝、5m(獣型)、0.5m(省エネモード時)
【一人称】我+化けたモノによって使い分ける
【二人称】基本的に呼び捨て。貴様、君、諸君等も…
【性格】
- 常に偉そうな言動。
- 基本的に大らかでありポジティブ。気分屋。
- 有能である故にかなりの自信家であり、挫折を知らない(と言うかポジティブが過ぎて気にしない・気付かないと言った方が正しい)。
【好き】
- 千景(@バケイヌさん🏠)、狸の同族、化ける事、柿
【嫌い】
- 諸刃、狐の一族
【属性】風
【能力・戦術】
- 棒術による前衛攻撃。
- 風属性の竜巻を発生させる後衛術。
- 分身を利用した集団攻撃(分身:自分自身の尾の毛を毟って放つと狸の分身が作れる)
- 獣型を開放しての、牙と爪を使用した肉弾戦。
- …
【過去】
【口調】
【風貌・容姿】
- 「人や物に化けた状態」で日常生活を営む事が多く、任務の時以外で本来の姿に戻る事は稀(陰陽寮内では戻っている事もある)。
- よく使う姿に「人間の男性の姿」と「人間の女性の姿」と「狸の置物の姿」があるらしい…。
【契約印】
【契約】
- 千景くん(@バケイヌさん🏠)と契約させて頂いております。
【その他の関係・メモ等】
- 古くより紅々彦の化け狸一族は、とある陰陽師の一族と共生してきた。それは仕来りであり決して断ち切ってはならない縁のもとの共生でもあった。紅々彦も両家を護るために永くその陰陽師の一族…その者達と契約を交わしながら、その生涯を見守る生き方をしてきたのだった。
交わした契約は数知れず、多くの主を迎えそれを時の経過により失ってきてもいた。
- 前主に仕えていた折、”一匹の九尾と前主の出会い”によって酷く心を揺さぶられる出来事が起こってしまう。
任務でとある街に訪れた際、前主はそこで噂となっている悪狐の討伐を請け負う事となった。数週間前に何十人もの陰陽師らが命懸けで山頂の砦に封じたのだと言う。然し悪狐は酷く大きな妖力をもっているらしく、その封印も一時凌ぎに過ぎないもので、解かれれば今再び街は焼かれる…そんな状況であった。前主は街人のその懇願を受け入れる。これが全ての災厄の始まりであった……。
悪狐が封じられている山頂へたどり着いた前主は、その力をもってして常と変わらぬ討伐の舞謳を施した。封印の力で身動きがとれなかった悪狐はあっけなく滅せられるはずであった…。だがその儀式が終わると予期せぬ出来事が起こった。悪狐の封印は弾け飛び、前主が苦しむようにうずくまってしまう。紅々彦には一瞬、何が起こったのか理解ができなかったし、悪狐の方も大層驚いた表情であった。あの顔、忘れもしない。
前主と悪狐の間に起こったのは”契約”であった。
その後成り行きでその悪狐、諸刃とは行動を共にする事となる。最初こそ警戒を顕わにしていた紅々彦であったが、数々の任務を共に熟すうちに諸刃への情も生まれてしまっていた。
ある日のこと。前主と己の一族の縁を揺るがすほどに、諸刃と前主の間に生まれた強すぎる信頼関係に気付いてしまう紅々彦。大きな葛藤に揉まれながらも、紅々彦は己の一族とその未来を守るために、前主を必死に説得し諸刃の知らぬ間に故郷へと連れ帰ってしまう。結果的に攫うような形で、当時の諸刃との絆を断ち切ったのだった。諸刃はこれを酷く恨み、憎しむ事となる。
何十年も経ったある時、己の不注意で前主の居所が諸刃に知れてしまい、己と前主の故郷は諸刃の襲撃を受ける。彼の青い炎に一族も家も大半を焼かれてしまうのだった。前主は諸刃と一人で対峙すると言う…己も同行すると乞うたが、前主からの命により紅々彦は両家の生き残りを逃がす事を任されてしまう。「数十年間で培った大切な宝だ。お前たちを護らせておくれ」前主の最後の言葉だった。
その後は地の果てまでも逃げて逃げて逃げのびた。前主から託された両家の生き残りを失うわけにはいかなかった。諸刃と己の間にあった絆も、その時…否、寧ろ前主を諸刃から攫ったあの時に消え去ってしまっていた…。
紅々彦と前主の間に結ばれていた契約の証…契約印が消え去ったのは意外にも、諸刃の襲撃を受けた数日後の事であった。何日か…生かされたと言う事なのか…いずれにせよ、前主が諸刃の手によって絶命したのは確かだと思われた…。
- それから両家の一族は、新しい土地での生活を始める。苦難もあったが、また息を吹き返していた。前主が護ってくれた平穏であった。
上記の出来事があったずっと後の世に、紅々彦にとってこの上なく愛おしく大事な存在と出会う事となる。名を千景(@バケイヌさん🏠)。彼は己の腹違いで弟であり、前主が護ってくれた両家の縁により生まれた命とも言える。その小さな手のひらを握りしめながら、紅々彦は今再び両家を護って行く事を固く誓うのであった。
- 前主を巡る一連の出来事から、諸刃とは完全に決別。彼を憎んでいるほか、それ以降狐の悪行などを耳にすると一族を遠ざけるなど…”狐”に対しても良い印象を持たなくなってしまっている(一族が今一度諸刃と対峙する事を恐れたようでもある)。
今までに数多くの陰陽師と契約してきた紅々彦ではあったが、前主との別れは壮絶で酷く蟠りとなって己の中に残ってしまっていた。それ故、前主を失ったのちは長い間、一族の陰陽師と契約を結ぶ事を拒んでいたらしい。後悔に苛まれるだけであった紅々彦だが、千景くんが生まれた後に彼と契りその式として働く事となっている。彼と出逢う事が己の心を軽くしてくれたようでもあって、弟を心の底から愛していると言う。
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おまけ
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